市民が取り戻した三島源兵衛川の魅力と
超高層再開発問題


2018年11月25日(日)16:30〜18:30
お話し:渡辺豊博(グラウンドワーク三島専務理事・都留文科大学特任教授)
会 場:みんなの会議室 神保町
千代田区神田神保町2丁目7号 芳賀書店ビル5階(神保町駅A1出口すぐ)
▼会場マップ
高度成長期にはよごれて、埋め立ても検討された源兵衛川。ゴミをひとつずつ拾うことから始めて、今では街中に豊かな水辺空間が生まれ、子どもたちの歓声と散歩する大人たち。世界水遺産に登録されるほど美しい水辺に市民の手で生まれ変わり、多くの人の憩いの場になっています。全国から源平川のその賑わいを街にも引き込もうと、空き店舗の活用、三島ブランドの掘り起こしなど様々な試みが動き出しています。一方三島市は駅前に61億円の補助金で、超高層マンションと商業施設、公共施設などの再開発を進めています。
源兵衛川の再生までの歩みとこれからの三島のまちづくり、再開発が街にどう影響するかなど、これからの三島につい考えます。
▼チラシダウンロード


参加費:一般1500円、会員1000円、学生500円(定員40名)


※終了後、懇親会を予定しています。(会場未定、費用別途)
※いずれも事前に申込が必要です。申込なしでご来場頂いた場合は資料や席が用意できない
ことがあります。当日、都合が悪くなった場合はキャンセルをお願いします。
※定員に達し次第締め切らせて頂きます。

渡辺豊博氏プロフィール

市民・NPO・行政・企業がパートナーシップを組む英国発祥の「グラウンドワーク(環境改善活動)」を、故郷・三島市で日本で最初に始める。三島ゆうすい会、三島ホタルの会、グラウンドワーク三島、(財)日本グラウンドワーク協会(県から派遣)、富士山クラブ、富士山エコネット、富士山測候所を活用する会などの専務理事・事務局長を歴任。静岡大学・早稲田大学客員教授・などを歴任。
かつて、NPO法人富士山クラブの事務局長を担い、富士山の世界遺産登録を目指して、先駆的な市民活動を仕掛け、先導するとともに、グローバルな視点に立った環境NPOの活動に挑戦している。さらに、全国各地のグラウンドワーク実践地域との広域的なネットワークづくりや実践者を育成するグラウンドワーク全国研修センターの企画運営等、グラウンドワーク三島の実践事例を機軸にしたパートナーシップによる新たなる市民運動の手法を、多様な市民活動の実践者として国内外に情報発信して、NPOが創る、「地域協働」の仕組みづくりと市民総意のまちづくりの実現に取り組んでいる。イギリス、ニュージーランド、ネパール、台湾、カンボジアなど国際的に活躍。

遠藤哲人氏プロフィール

NPO法人区画整理・再開発対策全国連絡会議・事務局長、國學院大學経済学部兼任講師(まちづくり)。著書(単著、共著)『再開発を考える』『これならわかる再開発』『区画整理・再開発の破綻』、『都市再生—熱狂から暗転へ』、『熊さん八ッつぁんが読む! 土地区画整理法』、『豊洲新市場・オリンピック村開発の「不都合な真実」』など。

太子堂・住民参加のまちづくり

マンション紛争から始まった住民によるまちづくりの30 年間
2015 年3 月9 日(月)午後6 時30 分~

世田谷区太子堂は、木造住宅密集市街地(モクミツ地域)です。東京都が進めようとするスクラップアドビルドの防災都市造りに対して、合意形成を重視し、古いコミュニティと街並みを残す修復型の再開発を実践してきたのが梅津さんを始めとする太子堂の皆さん。今では当たり前になっているワークショップやまちあるき、協議会方式などは、「太子堂方式」と呼ばれるこの実践の中から編み出されました。
梅津さんが運動に関わるきっかけとなったのは自宅近くのマンション紛争。15 階建てを10 階に引き下げるという判決を勝ち取り、その後日影規制条例制定の直接請求運動に発展し建築基準法改正につながったことでも有名です。
このたび、梅津さんが30 年間の経験を『暮らしがあるからまちなのだ!』(学芸出版)にまとめられました。当時のマンション紛争、日照権運動をともにした弁護士の五十嵐敬喜さん、日置雅晴さん、川崎のまちづくり運動の小磯盟四郎さんなど、梅津さんと長く親交のある方々を会場に迎えてコメントもいただく予定です。
梅津さんの物語りから、私たちはこれからのまちづくりに沢山のヒントをもらえそうです。

講師:梅津政之輔さん( 太子堂2 、3 丁目地区まちづくり協議会元副会長)  
会場:全水道会館5 階 中会議室(水道橋駅東口下車徒歩2 分)
参加費:一般1 5 0 0 円、会員1 0 0 0 円、学生5 0 0 円(定員7 0 名)
※終了後、懇親会を予定しています。(会場未定、費用別途)
※いずれも事前に申込が必要です。申込なしでご来場頂いた場合はやむおえずお断りすることがあります。
※お申込み頂いて都合が悪くなった場合はキャンセルをお願いします。
※申込み締切3 月6 日(定員に達し次第締め切らせて頂きます。)

▼ネットでからの申込
▼チラシダウンロード

主催 景観と住環境を考える全国ネットワーク

【終了しました】
神楽坂サロン 1月

余り始めた不動産の実態と課題
~日本の常識は世界の非常識!?~

2 0 1 5 年1 月9 日 ( 金)
午後6時30分~8時30分
お話し:石田光曠氏
(京都まちづくり承継研究会 代表・まちづくり司法書士事務所代表)
会 場:東京しごとセンター 5Fセミナー室
(飯田橋駅 徒歩4 分)
参加費:一般1500円、会員1000円、学生500円
(定員40名)
▼お申込み
▼チラシダウンロード
空き家の増加が止まりません。2040年には、空き家率が40%になるとも言われています。にもかかわらず、我が国は、いまだ全住宅の10%以上の新築着工率を堅持しています。
 かなりの確率で、首都直下型地震が懸念されています。東日本大震災以降、地震に弱いと指摘され、着工を見合わせていた東京湾岸地区の超高層マンション計画が、東京オリンピック開催決定と同時に、再び着工ラッシュを迎えています。
 外国人が日本の不動産を買い始めています。前述の湾岸地区の超高層マンションの3割以上が外国人の購入者だそうです。また、京都市の中心地で、何故か今どき億ション販売計画が急増しています。東京など非居住者の相続税対策で買うのだそうです。勿論、外国人購入者も増えています。非居住所有者がまちに増えることは、住民にとってとても困ることなのですが、その上に、彼らに相続が発生したらどうするのでしょう?政府も売主業者もその時のこと、イメージできているのでしょうか?
 戦前の日本は、その相続制度も含め、不動産資産を適切な後継者に引き継ぐことを、実に重視してきました。明治時代以前も、法律などなくても、住民の知恵が結集した慣習、式目等で、見事に守ってきました。そこには、不動産はムラ(国家)の共有資産であり、地域社会のインフラ資産であるという認識があったとすれば、欧米と同じレベルにあったはずなのですが・・・・、一体いつからこの国は、危機意識・承継管理を忘れてしまったのでしょう?
 現代の日本人が、不動産に関しての当たり前と思っている常識が、実は世界では、異常なほどの非常識である事柄がいっぱいあるのです。
●石田光曠さんのプロフィール
 東京でテレビ・ラジオ番組の企画・制作に携わるている時から、仕事を通じて日本の住宅政策と人口予測の甘さを実感。まちづくりの重要性と不動産の承継対策の必要性を痛感し、法律の勉強を始める。
 50歳を過ぎて司法書士試験に合格。現在、故郷京都市内の町家で、まちづくりや予防法務対策に特化した司法書士事務所を開業中。
京都まちづくり承継研究会 代表
京都司法書士会 理事
民事信託推進センター 理事
住宅ねっと相談室事務局長

※終了後、懇親会を予定しています。(会場未定、費用別途)
※いずれも事前に申込が必要です。申込なしでご来場頂いた場合は資料や席が用意できないことがあります。
※当日、都合が悪くなった場合はキャンセルをお願いします。
※定員に達し次第締め切らせて頂きます。

【終了しました】神楽坂サロン10月

「都市法改革案まとまる」
人口減少、成熟社会に対応した市民が参加するまちづくりの制度を提案する

2014年10月18日(土)午後6時30分~8時30分
お話し:野口和雄氏(都市プランナー)
会 場:東京しごとセンター セミナー室


  千代田区飯田橋三丁目10番3号
     (飯田橋駅 徒歩6分)
定 員 : 30名
参加費:会員1000円 一般1500円 学生500円
▼参加申し込み
(申込フォームへのリンクの不具合があり大変申し訳ありませんでした)

戦後、高度成長と国民生活の豊かさをめざしてきた日本経済と都市法制度。拡大を前提とした制度にさまざまな問題が指摘されるようになりました。空き家、シャッター街、都心への一極集中による街並みやコミュニティの破壊、環境の悪化など、また街づくりに住民の声を取り入れるシステムが十分でないことです。
一貫して都市法に取り組んできた都市法立法チーム※は、現在の建築確認を建築許可に変革する新しい都市計画法、建築基準法の改正案を作り、市民の意見を反映させる美しく安心して暮らせる都市づくりの仕組みをめざしてきましたが、衆議院法制局との調整を経て、長妻私案として公開します。
そこで、現在の都市法の問題点とともに、改正案のポイントがわかる勉強会を開催します。講師には都市法立法チームの野口氏をお迎えし、一般の方にもわかりやすく解説していただく予定です。
※都市法立法チーム・五十嵐敬喜氏、野口和雄氏、景住ネット有志等をメンバーとし、衆議院議員長妻昭氏と連携して、衆議院法制局と都市計画法及び建築基準法の一部改正についての立法作業をすすめてきた。

野口和雄氏プロフィール●真鶴町「美の条例」はじめ多数の自治体でまちづくり条例の制定に携わる。白井市まちづくり審議会委員長、横浜市まちづくりコーディネーター他 著書「美の条例」共著 学芸出版、「自治体都市計画の最前線」共著 学芸出版、「都市計画法改正」共著 第一法規、「まちづくり・都市計画なんでも質問室 改訂版」ぎょうせい 共著
※いずれも事前に申込が必要です。申込なしでご来場頂いた場合は資料や席が用意できないことがあります。当日、都合が悪くなった場合はキャンセルをお願いします。
※定員に達し次第締め切らせて頂きます。

【終了しました】神楽坂サロン 9月

なぜ日本で建築紛争が発生するのか

2014年9月21日(日)午後6時30分~
講師:日置雅晴 (弁護士) 
会場:全水道会館小会議室(水道橋駅東口下車徒歩2分)
参加費:一般1500円、会員1000円、学生500円(定員23名)


高層ビルと2階建て住宅が混在する住宅地。手を伸ばせば隣のバルコニーに手が届きそうなほど接近して建設され、昼間でも暗いマンションなどなど・・・・・
先進国で少ない建築紛争・マンション紛争がなぜ日本では起きるのか。弁護士として多くの建築紛争を経験している日置弁護士の報告から、日本の法制度と紛争の解決、行政、市民意識など、なぜ日本では建築紛争がおきるのか、制度の問題点などについて議論します。

▼お申込み
▼チラシダウンロード

※終了後、懇親会を予定しています。(会場未定、費用別途)
※いずれも事前に申込が必要です。申込なしでご来場頂いた場合はやむおえずお断りすることがあります。
※お申込み頂いて都合が悪くなった場合はキャンセルの連絡をお願いします。
※申込み締切 定員に達し次第締め切らせて頂きます。
ネットでからの申込 http://www.machi-kaeru.com

【終了しました】

★神楽坂サロン★

人口減少と都市のこれから(定員に達したため閉め切りました)


人口減少と言っても都心ではまったくリアリティが感じられませんが、空き家率は確かに増えています。
実際の現地調査と人口統計のデータから何が見えてくるのか松本氏にうかがいます。

2014年8月28日(木)午後6時30分~8時30分
お話し:松本恭治氏(元高崎健康福祉大学教授)
会 場:神楽坂キーストーン法律事務所(飯田橋駅 徒歩4分)
参加費:一般1500円、会員1000円、学生500円(定員15名)
申込は満員のため締め切りました。
▼チラシダウンロード

内容:人口減少と高齢化の進行が同時に進み、かつては標準的な世帯と考えられていた夫婦とこどもによって構成される世帯は30%を切り、平均的家族像が大きく変わろうとしています。管理費の滞納などにより管理状態が低下、スラム化するマンションも出ていますが、このような状況にも関わらず新築住宅の建設は続き、空き家も増加しています。
松本氏の調査資料と統計から、都市に何が起きているのかについてお話しいただき、これからの都市の姿について意見交換をしたいと思います。


松本恭治氏プロフィール●1943年中国北京市生まれ(親の話では危うく戦争孤児になるところであった)。1967年横浜国立大学建築学科卒、1969年同大学院修士課程修了、1969年同大学助手 設計に集中、ところがひょんなことから人生が暗転、1975~2001年国立公衆衛生院勤務、2001~2010年高崎健康福祉大学勤務、健康福祉学部大学院教授で退職、2003年日本マンション学会論文賞。主な研究テーマ 住まいと健康、都市住宅問題

神楽坂サロン

紛争防止条例を考える(終了しました)

マンション紛争で最初に知る「紛争防止条例」は多くの自治体が持っている。
さまざまな評価のあるこの条例をもう少し有効に使えないのだろうか?

2013年7月22日(月) 午後6時30分~8時30分

お話し
野口和雄氏(都市プランナー)、小磯盟四郎氏(景住ネット副代表)
会 場 :神楽坂キーストーン法律事務所(飯田橋駅 徒歩 4 分)

参加費:一般1500円、会員1000円、学生500円(定員15名)

内容 :
多くの自治体が紛争防止条例を持っているが、その基本的なスタイルは似ている ものの、条文も「説明会」を義務規定にしているもの、努力規定にしているものとさまざ ま。さらに運用による差も報告されている。

野口和雄氏プロフィール● (株)地域総合計画研究所を経て野口都市研究所を設立。
真鶴「美の条例」はじめ多数の自治体でまちづくり条例の制 定に携わる。白井市まちづくり条例委員長、横浜市まちづくりコー
ディネーター他
著書
「美の条例」共著 学芸出版、「自治体都市計画の最前線」 共著 学芸出版、「都市計画法改正」共著 第一法規、「まちづくり・都市計画なんでも質問室 改訂版」ぎょうせい
▼お申し込み

【終了しました】

「建築確認から建築許可へ」

都市法改正骨子案を学ぶ


2012年11月19日(月)午後6時30分~8時30分
お話し:野口和雄氏(都市プランナー)
会 場:東京しごとセンター セミナー室
 千代田区飯田橋三丁目10番3号
     (飯田橋駅 徒歩6分)
定 員 : 40名
参加費:会員1000円 一般1500円 学生500円
内容:
五十嵐氏、野口氏と景住ネット有志等による都市法立法チームは、衆議院議員と連携して、衆議院法制局と協議し、都市計画法及び建築基準法の一部改正についての骨子案を作成しました。
この改正骨子案は、これまで景住ネットで署名活動等により運動をしてきたように現在の建築確認を建築許可に変革することを主眼にしています。これにより、市民の意見が反映される都市づくりへ大きな前進とななるとともに、現在の都市法の問題点が分かり、さらに、まちづくりの市民運動にも大いに役立つものです。
そこで、都市法改正の運動を発展させるためにも、現在の都市法の問題点とともに、改正骨子案の勉強会を開催します。都市法立法チームの野口氏に講師をお願いし、できるだけ平易に素人でもわかるように解説をいただく予定ですので、ふるってご参加下さい。

なお、都市計画法、建築基準法(両法律はネットでも入手できます。「都市計画法令要覧」は両法律が掲載されています。)、「改訂版 まちづくり・都市計画なんでも質問室」(柳沢・野口編著、ぎょうせい、当日購入もできます。)を持参いただければより理解が深まります。※終了後、懇親会を予定しています。(会場未定、費用別途)
※いずれも事前に申込が必要です。申込なしでご来場頂いた場合は資料や席が用意できないことがあります。当日、都合が悪くなった場合はキャンセルをお願いします。
※定員に達し次第締め切らせて頂きます。
▼お申し込み
▼チラシダウンロード

【終了しました】

ドイツ流街づくりの薦め

2011年10月25日(火)午後6時30分〜

報告者
水島 信氏(バイエルン州建築家協会 Architekt)

会費 非会員1500円、会員1000円、学生500(要学生証提示)
会場:千代田区富士見区民館2階洋室A(飯田橋駅徒歩4分)
定員: 30名

お申込フォーム

グーグルマップ↓

定員30名

内容:
日本の都市政策は、住民の快適に住む環境を保全するということよりも、企業営利を優先した建設促進が推進されているという、都市計画の最も基本的な部分をほとんど無視してなされていることを、今まで機会ある毎に説明をしてきました。それはドイツに住んで、ドイツの憲法で保障されている「何人も人間の尊厳に値する生活をする権利があり、それを担保する義務が行政にある」という市民の住む権利を守るドイツとは日本の事情が全く逆であるということに気付いたからです。ガスタンクの周辺や高圧送電線の下に住宅が並び、伝統的な街並みに“近代建築”が割り込み、傾斜地の緑を削り取りまたは低層住宅地に高層のマンションが周辺の住民の住む権利を無視して建設されるという、街区の景観と纏まりや隣人の迷惑を無視した開発と建設は日本の街の中にすぐに見出すことができます。

※終了後、懇親会を予定しています。(会場未定、費用別途)
※いずれも事前に申込が必要です。申込なしでご来場頂いた場合は資料や席が用意できないことがあります。
※当日、都合が悪くなった場合はキャンセルをお願いします。
※定員に達し次第締め切らせて頂きます。

【終了しました】

都市の骨粗鬆症的縮小の実態と予測

2010年12月18日(土)午後1時30分〜

ゲストスピーカー
松本恭治氏(元高崎健康福祉大学教授)
萩原淳司氏(埼玉りそな産業協力事業団主任研究員)
司会 野口和雄氏(都市プランナー)

会費 非会員2000円、会員1500円、学生無料(要学生証提示)
会場 飯田橋東口徒歩3分スター会議室
   千代田区飯田橋3-4-3エレガンス飯田橋2階会議室
地図 http://www.kaigishitsu.jp/map/map-iidabashi.html

グーグルマップ↓
http://maps.google.co.jp/maps?rls=ig&hl=ja&tab=wl

定員42名

都市の骨粗鬆症的縮小はどのように起きているのか、また今後どのように推移するのか。

地方都市では、人口減少、超高齢化により「空き家」が増加し、「まちじまい」が現実的課題になってきている。近郊都市においては、急激に衰退化しつつある地区と人口が増加した地区が「斑模様」に発生し「歪な都市」の様相を呈している。一方、住宅団地開発団塊ジュニアが増加する増加する都心等においては、子どもがいない地域として形成されてきており「高層マンションは林立」するが「歪な発展」形態が生まれ、まさに単に課題を先送りにしただけの都市づくりが進んでいる。

いずれも共通した課題は、単身高齢者や高齢者だけの世帯の急増、単身世帯又は夫婦だけの世帯が増加し、「無縁都市社会」の形成により、一挙にコミュニティの崩壊が始まっている、ということである。

一方、「無縁社会」は、行政サービスに負荷を与えているが、厳しい行財政運営や行政力の劣化、コミュニティ機能の劣化により、セイフティネットの構築もリアリティのない事態に陥っている。

これらは、これまでの都市政策、都市計画に起因しており、まさに都市法の改革が迫られているともに、市民社会の構築も市民に投げかけられた課題でもある。そして何よりも、「建築の自由」「物欲=所有の自由」を転換しない限り、最悪のシナリオが現実的になる可能性が高まっている。

1、 萩原氏からは、少子化、高齢化が、都市ごとに、地域ごとにどのように発生し、又今後どのように推移すると予測できるか。また、その原因は何かレポートしていただく。

2、 松本氏からは、「空き家」の増加、バランスを欠いた都心の形成が、どのように発生しているか、そして今後どのように推移する可能性があるかレポートをしていただく。

3、 その上で、今後、都市がどのように推移するか、最悪のシナリオを回避するためには、どのような制度改革が必要であるか、市民は何をすべきか議論を深める。
★事前に「無縁社会プロジェクト」文藝春秋、「これからの「正義」の話をしよう」早川書房を読んで参加いただければ、より議論が深まります。

【終了しました】

都会の住宅地で緑地を残すことの難しさ

桜新町ウレシパモシリ市民緑地

2010年 1 0 月 24日(日)午後 2 時~ 5 時

報告者:
土地所有者 尾上玉恵さん
税理士 清水真一郎先生
弁護士 日置雅晴先生
見学地:東京都世田谷区桜新町2-16 ウレシパモシリ市民緑地(雨天決行)
定 員 : 20名
参加費:会員1000円 一般1500円
LinkIconチラシダウンロード

内容: 私たちの身近で緑が消えようとする時、どうして残せないのか? 地主の責任だと思ってしまいます。 桜新町の土地所有者の尾上さんとその兄妹は、相続の際にマンションを建てずに緑地を守れないかと考え、 いろいろなところに相談へ行きました。 都会の中で緑地を守ることがいかに難しいかという現実にぶつかりました。 土地を取り巻く状況は「できれば残したい」というキモチではどうしようもないほど厳しい。 実際に尾上さんの緑を見ながらお話を聞き、今日の日本の土地を取り巻く環境について 税制面、法制度などとあわせながら、問題点を 考えてみたいと思います。

※当日は見学地のウレシパモリシ市民緑地に集合してください。
※終了後、懇親会を予定しています。(会場未定、費用別途)
※いずれも事前に申込が必要です。申込なしでご来場頂いた場合は資料や席が用意できないことがあります。
※お申込み頂いて都合が悪くなった場合はキャンセルをお願いします。
※定員に達し次第締め切らせて頂きます。


問い合わせ事務局・510@machi-kaeru.com
申し込みはLinkIcon
主催 景観と住環境を考える全国ネットワーク

【終了しました】

神楽坂サロン・深堀シリーズ第一回
「不良化する分譲マンションの行方」

郊外の都市で起きている放棄マンションの実態に関する松本先生の報告は、多くの人を驚愕させました。
自分の足と目と耳で、実際に調査し、国の統計と丹念に付き合わせていく手法で、都市の実像を明らかにする松本先生の報告はいつも驚かされます。
都市の高齢化とこれからなど、私たちの住んでいる都市に迫っている問題を、知り、考えてみましょう。
   ●
都市とマンションの一体性、人口減少社会に無計画都市は生き残れない、フィルタレーション構造
未経験の世界がやってくる(①分譲マンションの権利放棄、②超高層の二束三文化、③市街地再開発事業ビルの幽霊化、④定期借地権つき超高層の更地化)  ①放置まで来た ②地方では現実化した ③再開発ビルの再開発があり、結果は悪い。再再再開発は可能か疑問 ④借地権つき高層分譲マンションの建て替えは2年前に誕生し、殆ど単身借家人が住むマンションとなった(渋谷区)。基礎杭を引き抜かなかったようだ。

講師 松本恭治先生〈元高崎健康福祉大学教授・マンション学会理事〉
5月22日(土)午後6時15分~
場所 飯田橋富士見区民館
会費・1500円(会員1000円)
定員50名
問い合わせ事務局・510@machi-kaeru.com
LinkIconお申し込み
主催 景観と住環境を考える全国ネットワーク


資料 平成14年国土交通委員会の参考人として松本先生がマンションの問題を話しています。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/154/0099/15406140099021a.html


景住ネットワークについて
→会費など詳しくは

景住ネットNEWS

入会申し込み

神楽坂サロン

毎回違った分野から、建築紛争、都市問題に関するお話を聞き、議論します。

LinkIconスケジュール
LinkIcon情報ページ


お知らせメール登録・削除


都市問題やまちづくりについての勉強会・イベント情報をお知らせするメーリンリストの登録・削除はこちらに。
LinkIcon登録・削除へ



紛争アンケート

マンション紛争の現場で何が起きているのか、何が問題なのか、全国の紛争の実態を明らかにするためアンケートにご記入ください。ホームページで公開します。


LinkIconダウンロード

イベント

各地のまちづくり、都市計画等の勉強会、シンポジウムの情報
LinkIcon詳しく

BOOK

まちづくり、都市問題、条例づくりに関する資料、書籍


LinkIconリンク

連絡先 ※すぐに返信出来ない場合がありますのでご了解ください。

東 京
景観と住環境を考える
全国ネットワーク
LinkIconホームページ
LinkIconメール
東京都新宿区神楽坂3-2-5 SHKビル4F
FAX(03)5228-0392

福 岡
福岡住環境を守る会

神奈川
まちづくり・環境運動川崎市民連絡会
LinkIconホームページ
LinkIconメール

埼 玉
景観と住環境を考える
ネットワーク・埼玉
▼ホームページ
▼mail

関 西
景観と住環境を考える
ネットワーク・関西
LinkIconメール

振込先
■郵便局からの場合
口座 00120-5-413401
■銀行からの場合
ゆうちょ銀行
店名 〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
預金種目 当座
口座番号 0413401
名義 ケイカントジュウカンキョウヲカンガエルゼンコクネットワーク

▼イベント